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ツインライナー

新たな公共システム

導入の背景

「湘南台駅」は、平成11年の横浜市営地下鉄・相鉄いずみ野線の延伸以来、利用者数が平成10年の5万人から平成14年には10万人と、倍増しました。

特に朝の8時台のピーク時には、バス停に並ぶ人が250人近くに達し、満員運行を行なっても、約180人もの人がバス停に残るという状況でした。駅前のバスロータリーが交通渋滞を起こし、バスがロータリーに入れない、という状況も頻繁に起こりました。

一方、湘南台駅から西北に位置する地域の住民にとって、最寄の駅までの距離が遠く、路線バスの便も少ない、という交通上の課題があり、それが原因のひとつとなって、湘南台駅西口に向かう自家用車が、交通渋滞を深刻にしていました。

また、バスルートや停留所のない地区は当然のことながら、比較的バスの便がよい地区でも、運行に遅れのない定時性が要望されていました。 これら全てに対応できる公共交通システムの検討・導入を進めてまいりました。

上記の課題に対し、国土交通省、神奈川県、神奈川県警察本部、慶応大学、藤沢市、当社を委員とする「新たな公共交通システム導入検討委員会」が平成15年5月に発足しました。課題解決にむけ、様々な交通システムの検討がなされ、既存の交通インフラ、道路空間を活用したシステムとして、平成16年3月「新たな公共交通システム」の導入が提言されました。

2種類のバスの個性と、交通情報ネットワーク網を活用

今回の交通システムは、輸送力の高い連節バスの導入により、駅前の混雑緩和を図ると共に、公共交通不便地域への支線バスによる交通網の拡大により利便性を向上させ、ITS(高度道路交通システム)の活用を加えた、新しい交通システムとして注目されています。

図1:従来の交通網

図2:新たな公共交通システム

大量輸送の連節バス ツインライナー(TwinLiner)

通常バスの約2倍の輸送力を持つ連節バス「ツインライナー」(TwinLiner)を、「湘南台駅西口」~「慶応大学」間で運行します。朝夕の通勤・通学ラッシュ時の大量輸送を実現し、湘南台駅西口ターミナルにおける混雑を緩和します。連節バスの営業運行は、幕張、旭川に続き3例目ですが、交通バリアフリー法に対応したノンステップの連節バス導入は、国内では初の事例です。

従来バスの難所も運行 「フィーダー(支線)バス」 ふじみ号
(2005年の導入当時。現在は運行しておりません)

「慶応大学」から、これまでバスが運行していなかった「獺郷・宮原・打戻地区」方面へは、”フィーダー(支線)バス”『ふじみ号』が接続運行します。従来の大型バスが運行しづらい狭い道も、小型バスが運行、旅客の利便性の向上を図ります。仕様は高齢社会にやさしいノンステップバスです。バスターミナルに位置づけられる慶応大学から湘南台駅西口および辻堂駅北口への乗り継ぎが可能な交通ネットワークを実現します。

交通ネットワークのシステム化を実現

「新たな公共交通システム」ではバスにGPS車載器およびナビゲーションシステムを導入し、旅客への情報配信を実施します。また、国土交通省、神奈川県警察本部、藤沢市と連携し「PTPS」(公共車両優先システム ※2)を強化しました。

※1 バスロケーションシステム リアルタイムの運行情報を停留所に設置する案内板や携帯電話等で、停留所へのバス到着予測時刻、運行状況等をお客様にお知らせするシステムです。

※2 PTPS(公共車両優先システム) 「PTPS」とは、「Public Transportation Priority Systems」の略で、公共車両を優先させるシステムです。今回のPTPSでは、バス1台1台の識別をして、「青信号」「赤信号」をコントロールする高度な信号制御を導入しています。

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